基本情報

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森 茂太

MORI Shigeta


職名

教授

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研究室電話

0235-28-2943

専門分野(科研費分類) 【 表示 / 非表示

  • 森林科学

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 信州大学  理学部  生物学科

    1982年03月,卒業

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 名古屋大学  農学研究科  林学専攻

    博士課程,1987年03月,単位取得満期退学

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(農学),名古屋大学,1992年02月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 独立行政法人森林総合研究所四国支所 育林技術研究室,研究員,1988年04月 ~ 1992年03月

  • 国際協力事業団 インドネシア、ムラワルマン大学熱帯林再生研究所,研究員,1992年03月 ~ 1994年03月

  • 森林総合研究所北海道支所 樹木生理研究室,主任研究員,1994年04月 ~ 1998年03月

  • 独立行政法人森林総合研究所東北支所 育林技術研究グループ,室長,1998年04月 ~ 2008年03月

  • 独立行政法人森林総合研究所 植物生態研究領域 個体生理研究チーム,室長,2008年03月 ~ 2013年03月

所属学会・委員会 【 表示 / 非表示

  • 日本生態学会

  • 日本森林学会

  • 日本熱帯生態学会

  • 東北森林科学会

  • 根研究学会

 

研究テーマ 【 表示 / 非表示

  •   樹木は幾多の環境変動を乗り越え進化の果てに巨大化し、今の地球環境を支えています。しかも、長い時間をかけて種子から巨木まで10の12乗倍の重さにまで成長し、この幅はすべての生物中で最大です。一方で、環境は常に変動しつづけ、さら野外では必ず空間的に不均一です。このため安全な環境に避難できない植物個体の生理学的可塑性は大きく、ひいてはストレスに対して高い復元力を持ちます。この力で個体は環境変動の波を超えて柔軟に成長し、進化してきました。ここに樹木巨大化、長寿命の秘密があるのです。さらに重要な点は、野生植物は同種であっても個性が豊かな(個体間差が大きい)ことです。こうした個体間差は適応・進化の原動力であり、生態系の持続性の原点だと思います。

    ここ鶴岡では、ユニークな個体生理学の実測手法を用いて、水中から陸上へ適応進化した植物の柔軟な生き方を理解し、さらに生態系の多様性と持続性のメカニズムにまで踏み込み、これを活かしてみたいと願っています。

    1)実生から巨木まで幅広く植物個体全体の生理学的な特徴を比較することで、わざわざ巨大になる樹木成長の秘密をさぐっています。
    2)菌類、コケ類、シダ類から樹木まですべての植物個体(呼吸)を網羅的に実測比較し、進化と生態系を結びつける研究を目指します。調査地は熱帯降雨林からシベリアにまで及びます。
    3)微生物感染で起こる植物個体全体の生理的なフトをしらべて、植物の適応と進化を検討します。
    4)個体生理情報から森林生態全体の機能を評価します。
    5)個体生理学的研究を森林施業や植物栽培などに役立てたいと考えています。

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • シベリアカラマツ林の個体呼吸の研究,1996年04月 ~ 1999年03月

    個体呼吸、 シベリア

  • 人工林の施業に関する研究,1988年04月 ~ 1993年03月

    施業

  • 熱帯降雨林の再生研究,1992年03月 ~ 1994年03月

    持続性、 熱帯降雨林、 外生菌根菌

  • 植物と菌類の生理学的相互作用,1998年04月 ~ 継続中

    生理学的相互作用

  • 青森ヒバの巣植えによる省力化・高品質材の生産,2002年04月 ~ 継続中

    ヒバ

論文 【 表示 / 非表示

  • Mixed-power scaling of whole-plant respiration from seedlings to giant trees. ,Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America., 107 1447-1451,2010年01月

    Shigeta Mori, Keiko Yamaji, Atsushi Ishida, Stanislav G. Prokushkin, Oxana V. Masyagina, Akio Hagihara et al.

    共著(海外含む)

  • Distributional (In)Congruence of Biodiversity–Ecosystem Functioning. ,Advances in Ecological Research, 46 1-88,2012年12月

    MULDER C, BOIT A, MORI S, VONK JA, DYER DS, FAGGIANO L, GEISEN S et al.

    共著(海外含む)

  • 異なるメカニズムで収斂するタケと樹木の地上部呼吸スケーリング,日本森林学会大会発表データベース,130(0) ,2019年

    王 莫非, 森 茂太, 黒澤 陽子, 吉村 謙一

    単著

  • 低コストで爆発的に成長するブナ根系:異なる産地の稚樹に共通の生き残り方,日本森林学会大会発表データベース,130(0) ,2019年

    黒澤 陽子, 森 茂太, 山路 恵子, 吉村 謙一

    単著

  • 系統や環境を超えた個体根系/地上呼吸配分スケーリングの統一性,日本森林学会大会発表データベース,130(0) ,2019年

    森 茂太, 黒澤 陽子, 王 莫非, 山路 恵子, 石田 厚, 吉村 謙一

    単著

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著書 【 表示 / 非表示

  • Respiration of Larch trees. Osawa, A., Zyryanova, O.A., Matuura, Y., Kajimoto, T., Wein, R.W. (eds.) Permafrost Ecosystems: Siberian Larch Forests. (Ecological Studies 209).Chap. 15. 289-302. ,Springer-Verlag,2010年09月

    MORI, S., PROKUSHKIN, S.G., MASYAGINA, O.V., UEDA, T., OSAWA, A. and KAJIMOTO, T.

  • Growing on the North-and South-Facing Slopes in Central Siberia. Osawa, A., Zyryanova, O.A., Matuura, Y., Kajimoto, T., Wein, R.W. (eds.) Permafrost Ecosystems: Siberian Larch Forests. (Ecological Studies 209).Chap. 14. 273-287. ,Springer-Verlag,2010年07月

    4) KOIKE, T., MORI, S., ZYRYANOVA, O.A., KAJIMOTO, T., MATSUURA, Y., and ABAIMOV, A.P.

  • 外生菌根菌, 植物栄養・肥料の事典編集委員会:植物栄養・肥料の辞典.269-274,朝倉書店,2002年02月

    森茂太

  • 木の子(キノコ)に助けられる森の木. 森林総合研究所東北支所編:”東北の森 科学の散歩道”,森林総合研究所東北支所, 154-157.,東北の森研究会 ,2000年10月

    森茂太

  • A Convenient Method for Inoculating Dipterocarp Seedlings with the Ectomycorrhizal Fungus, Scleroderma columnare.Guhardja. E.,Fatawi, M., Sutisna, M., Mori, T., Ohta, S., (eds.) : "Rainforest Ecosystems of East Kalimantan: El Nino, Drought, Fire and Human Impacts (Ecological Studies140)."Chap. 22. 251-258. ,Springer-Verlag,1999年01月

    MORI, S. and MARJENAH

総説・解説記事 【 表示 / 非表示

  • 植物個体呼吸スケーリングの生態学的意義.,日本生態学会,日本生態学会誌,63 125 –-132,2013年03月

    森茂太・小山耕平・八木光晴・福森香代子

  • ブナ芽ばえの根の省エネルギーによる急速成長 根の省エネ・急速成長に始まる樹木成長―ブナ個体の実測から―,形の科学シンポジウム講演予稿集(Web),85th 35 (WEB ONLY),2018年06月

    黒澤陽子, 森茂太

  • 生物の体サイズに応じて収斂する生物個体のエネルギー利用,形の科学シンポジウム講演予稿集(Web),85th 33‐34 (WEB ONLY),2018年06月

    森茂太, 黒澤陽子, WANG Mofei, 山路恵子, 石田厚

  • コストを抑制した根系表面積の急速拡大―ブナ実生個体の器官別呼吸―,日本生態学会大会講演要旨(Web),65th ROMBUNNO.P2‐098 (WEB ONLY),2018年

    黒澤陽子, 森茂太, QURANI Citra Gilang, 吉村謙一

  • 個体呼吸スケーリングの収斂はなぜ生じるか―樹木,草本,タケ,沈水植物,藻類,菌類―,日本生態学会大会講演要旨(Web),65th ROMBUNNO.P3‐100 (WEB ONLY),2018年

    森茂太, 王莫非, 相澤拓, 芳賀由晃, CITRA Qur′ani Gilang, 黒澤陽子, 吉村謙一, 山路恵子, 石田厚

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その他研究活動 【 表示 / 非表示

  • インドネシア熱帯降雨林再生研究所 JICA派遣専門家

    フィールドワーク

学術関係受賞 【 表示 / 非表示

  • 日本学術振興会 平成24年度科学研究費補助金審査委員表彰,2012年10月31日,日本国,日本学術振興会,森茂太

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 基盤研究(B),2019年04月 ~ 2022年03月,芽生え〜大木への成長を牽引する個体呼吸の根系/地上配分シフト

    森林科学関連

  • 基盤研究(A),2019年04月 ~ 2021年03月,鉱山跡地の自生植物と土着微生物を利用した新しい緑化技術の構築

  • 基盤研究(B),2018年04月 ~ 2020年03月,ナシ属果実成熟期に起こるデンプンの蓄積から代謝へのダイナミックな相転換の意義

  • 基盤研究(B),2016年04月 ~ 2020年03月,ナシ属果実成熟期に起こるデンプンの蓄積から代謝へのダイナミックな相転換の意義

  • 挑戦的萌芽研究,2015年04月 ~ 2018年03月,根を含む樹木の光合成・呼吸の正確な多個体実測によるシステミック生理学分野の開拓

    マクロに見た森林生態系には不均一環境が常に存在し、ここに個体成長、枯死のダイナミクスが生じる。こうしたダイナミクスの基盤となる根を含む樹木全体の個体生理機能(光合成・呼吸)の大半は1枚の葉などのミクロな情報からの推定であり、ミクロとマクロの間の理解には高い壁がある。理由は、ミクロとマクロの中間にある(変異性や可塑性の高い)樹木個体の効率的で正確な実測によるシステミックな(全身的な)生理学データや研究がないためである。

    そこで我々は、従来困難とされる樹木個体光合成測定法を開発して実測し、さらに根を含む個体全体の器官別呼吸もS.Mori et al.( 2010)の方法で多数実測し、個体機能量(光合成・呼吸)を評価、検討することで樹木システミック生理学分野を開拓することを目的とした。

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研究発表 【 表示 / 非表示

  • Gordon Researh Conferences, "The Metabolic Basis of Ecology and Evolution in a Changing World",国際会議,2012年07月,University of New England Biddeford, ME ,Linkage between above- and underground parts of whole-plant metabolism from seedlings to giant trees ,ポスター(一般)

  • 第30 回林木の成長機構研究会,国内会議,2013年03月,岩手大学,樹木個体呼吸の展望~地上部と地下部の呼吸~,口頭(一般)

  • Gordon Research Conferences, "The Metabolic Basis of Ecology and Evolution",国際会議,2010年07月 ~ 2012年07月,University of New England Biddeford, ME ,Mixed-power scaling of whole-plant metabllism from seedlings to giant trees,ポスター(一般)

共同研究希望テーマ 【 表示 / 非表示

  • 植物個体の地上部/地下部、同化部/非同化部の呼吸バランスから検討する効率的栽培の検討,未設定,技術相談,共同研究

 

学会・委員会等活動 【 表示 / 非表示

  • 日本熱帯生態学会,日本熱帯生態学会吉良賞選考委員,2012年06月 ~ 継続中

  • 日本生態学会,ポスター賞審査委員,2008年03月 ~ 2009年03月

学外での活動(高大・地域連携等) 【 表示 / 非表示

  • 青森県林業研究グループ 平内ヒバ研究会顧問,2003年09月 ~ 継続中

    平内町におけるヒバ植栽の講習会や勉強会の開催などを行ってきた。

  • 京都大生態学研究センター公募研究集会共催 「植物機能スケーリングのシフトの生学的な意義とは?」,2011年02月

    京都大学生態学研究センターの公募集会に応募して採択され、生物の個体機能スケーリングングのシフトについて議論を行った。

  • 森林総合研究所多摩森林科学園 森林教室 講師 (一般向け森林講座),2010年10月

    植物個体呼吸の法則とそれをめぐる論争などを一般向けに解説した。

  • 茨城県県民大学講座 講師 (一般向け森林講座)「樹木の成長の秘密―芽生えから巨木へー」,2009年08月

    樹木の生長のメカニズムを個体生理を中心にわかりやすく解説した。

  • 青森県林業研究グループ 滝ノ沢研究グループ顧問,2003年09月 ~ 継続中

    平内町におけるヒバ植栽の講習会や勉強会の開催などを行ってきた。

相談に応じられる分野 【 表示 / 非表示

  • 植物個体の健全性、バランス評価: 植物個体呼吸の「地上部/地下部」や「同化部/非同化部分」などの配分バランスは環境適応状態の指標となります。                       (下記の授業科目名、内容は赴任前のものです。今後、内容等変更する予定です。)

 

提供可能な資源 【 表示 / 非表示

  • これまでに私たちの開発してきた、あらゆる形態やサイズの植物個体(数ミリグラムから数十トンの巨木)呼吸の正確な測定方法を公開します。植物の根の効率的な掘り方、個体全体をどのような装置で測定可能かなど、実験方法コツをすべてお知らせいたします。また、測定装置は自作が必要ですが、その装置の素材も公開します。この測定で得られた地上部と地下部、同化部と非同化部の個体内バランスなどは効率的な植物栽培、苗木栽培方法を検討する際に不可欠な情報となります。