研究分野
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ライフサイエンス / 胎児医学、小児成育学
2023/05/30 更新
ライフサイエンス / 胎児医学、小児成育学
医学,山形大学,2010年03月
日本小児科学会、小児循環器学会、心エコー図学会
小児がんの治療の進歩に伴い、長期生存が得られる患者が増加したことで、主にアントラサイクリン系抗がん剤によるがん治療関連心筋障害 (CTRCD)が問題となっている。現在標準的治療は確立していないが、発症早期に心保護薬を開始することで心機能の改善が得られる可能性が示されたことから、CTRCDをより早期に診断し得る指標の確立が急務である。成人がん患者において、左房ストレインおよびストレインレートが従来の指標である左室駆出率やGlobal longitudinal strainより早期に変化を示す報告があるが、小児がん患者ではその有用性が明らかでない。本研究の目的は、左房ストレインおよびストレインレートが、小児がん患者のCTRCDの検出に有用であることを明らかにすることである。これにより、小児CTRCD患者に早期から心保護薬を使用することが可能となり、心機能の改善が期待できる。
がん治療関連心筋障害の早期診断に左房ストレインおよびストレインレートは有用か,2021年04月 ~ 継続中
左房ストレイン
Pulmonary atresia with intact ventricular septum in the setting of D-transposition of the great arteries associated with hypoplastic left ventricle and severe mitral regurgitation,Cardiology in the young,2022年02月
Kota Suzuki, Norie Mitsushita, Akio Ikai
共著(国内のみ)
動脈管依存性肺循環の先天性心疾患に対する動脈管ステントの現状,日本小児循環器学会雑誌,2020年12月
鈴木 康太, 金 成海 他
共著(国内のみ)
造影剤腎症を発症し持続血液濾過透析を導入した成人チアノーゼ性先天性心疾患の1例,日本小児循環器学会雑誌,2020年06月
鈴木 康太, 小田切 徹州 他
共著(国内のみ)
小児保健会,2021年04月 ~ 継続中
小児科学、小児循環器学、心エコー