研究分野
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環境・農学 / 環境影響評価
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環境・農学 / 環境動態解析
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環境・農学 / 環境負荷低減技術、保全修復技術
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環境・農学 / ランドスケープ科学
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環境・農学 / 地域環境工学、農村計画学
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環境・農学 / 環境農学
出身大学院
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東京大学 農学系研究科 農業工学
博士課程,1994年03月,修了
取得学位
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博士(農学),東京大学,1994年03月
学外略歴
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農林水産省 農業工学研究所 農村整備部集落排水システム研究室,大学等非常勤研究員,1994年04月 ~ 1994年08月
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農林水産省 農業工学研究所 農村整備部集落排水システム研究室,日本学術振興会特別研究員,1994年08月 ~ 1996年08月
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国際協力事業団,大学等非常勤研究員,1996年08月 ~ 1996年09月
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インドネシア共和国 ボゴール農科大学大学院,国際協力事業団 長期派遣専門家,1996年09月 ~ 1998年09月
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インドネシア共和国 ボゴール農科大学大学院,国際協力事業団 短期派遣専門家,1998年09月 ~ 1998年12月
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東京大学 大学院農学生命科学研究科,助手,1998年12月 ~ 2003年08月
所属学会・委員会
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公益社団法人 農業農村工学会
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日本土壌肥料学会
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日本水環境学会
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農業土木学会 技術者教育認定に関する検討委員会 幹事
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農村計画学会
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農村地域における物質循環検討委員会委員(JIID)
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水文・水資源学会
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国際灌漑排水協会
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山崎農業研究所
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土壌物理学会
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農業土木学会 農村計画研究部会 幹事
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国際水田・水環境工学会
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農業土木学会 資源循環研究部会 幹事
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PAWEES2005 国際研究集会国内実行委員会委員
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最上川下流沿岸地区営農計画管理調査推進委員会委員
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PAWEES国際研究集会国内実行委員会委員
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農業土木学会 水田農業地域の農業用水における有効利用に関する分析調査検討委員会委員
研究テーマ
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(1) 流域水環境管理を目的とした農地土壌系の窒素流出機構の解明とその制御方法の創出 (2) 環境保全型農業を支える農業基盤創成技術の開発とその応用 (3) 農村地域における土地資源の最適配分を実現するための土地利用計画技術の開発
研究経歴
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土壌孔隙の軟X線造影法の確立とその応用について,1988年04月 ~ 1989年03月
土壌孔隙 軟X線 立体造影法
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水田の水質浄化機能に関する実態とそれに及ぼす浸透強度の影響,1989年04月 ~ 1994年03月
水田 水質浄化 浸透強度 暗渠
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湛水土壌系の水質浄化機能を活用した集落排水処理技術の開発,1994年09月 ~ 1996年08月
集落排水 湛水土壌
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ファジ-解析を用いた泥炭における土壌水分制御,1996年09月 ~ 1998年12月
ファジ- 泥炭 土壌水分
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農業用水路およびダム湖への堆砂の影響評価,1996年09月 ~ 1998年12月
用水路 ダム 堆砂 懸濁物質
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有機物の施用による土壌侵食防止効果,1996年09月 ~ 1998年12月
有機物 土壌侵食
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環境保全型農業を支える農業基盤創成技術の開発とその応用,1998年12月 ~ 継続中
水質環境保全,持続的農業,農地基盤整備,圃場整備
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開発と環境保全に関わる流域環境総合管理システムの構築,1998年12月 ~ 継続中
開発 流域環境総合管理
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農村地域における土地資源の最適配分を実現するための土地利用計画技術の開発,1998年12月 ~ 継続中
土地利用計画 最適配分
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農業的土地利用が担う地域環境保全機能の解明と適用技術,1998年12月 ~ 継続中
環境保全 地理情報システム
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資源循環型流域水環境管理を目的とした農地土壌系の窒素流出制御メカニズムの解明,2003年04月 ~ 2006年03月
窒素 脱窒 汎用化水田
論文
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Practical Approach to Water Quality Improvement in Agricultural Areas,Agricultural Mechanization in Asia, Africa and Latin America,29(4) 43-55,1998年10月
Masaya ISHIKAWA,Toshio TABUCHI
共著(海外含む)
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Function of Field Structure in Farm Land Consolidation,Agricultural Mechanization in Asia, Africa and Latin America,30(3) 63-68,1999年07月
Masaya ISHIKAWA, Mohammad Azron Dhalhar
共著(海外含む)
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Clarification of Adsorption and Movement by Predicting Ammonia Nitrogen Concentrations in Paddy Percolation Water,Paddy and Water Environment,Springer-Verlag,1(1) 27-33,2003年02月
Masaya ISHIKAWA, Toshio TABUCHI, Eiji YAMAJI
共著(海外含む)
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Socio-economic Causes of Recent Environmental Changes in Cidanau Watershed, West Java, Indonesia,Rural and Environmental Engineering,(44) 27-41,2003年08月
Kunihiko YOSHINO, Masaya ISHIKAWA, Budi Indra Setiawan
共著(海外含む)
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Water level in Rawa Danau Swamp in Cidanau Watershed:At Present and in the Past.,Proceedings of the 3rd Seminar, Toward Harmonization between Development and Environmental Conservation in Biological Production, December, 3-5, 2004, Serang, Banten (Indonesia), 01-9,1-10,2004年12月
Shiozawa, S., Kajita, N., Ishikawa, M., Goto, A., Yohei Sato, Y., Erizal and Setiawan, B.I
共著(海外含む)
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浸透強度が汎用化水田の温室効果ガス排出量に与える影響:―大気環境保全機能の強化を付加した圃場整備事業の実現に向けて―,農業農村工学会論文集,87(2) I_313-I_325,2019年12月
石川 雅也, 飯田 俊彰
共著(国内のみ)
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Nutrition improvement and pesticide reduction in Napier grass ensiling process with Lactobacillus plantarum and laccase from Ganoderma lucidum,Journal of Food, Agriculture & Environment,21(2) 101-104,2023年04月
Tana Somchart, Danmek Khanchai Promsuriya Supannika, Pongpattanasiri Sukthai, Tsou Ching - Ying, Sasaki Choichi, Ishikawa Masaya and Shigeoki Moritani
共著(海外含む)
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Adapting the Water Management Practice to the Double Exposure: The System of Rice Intensification in Taiwan,PAWEES 2011 International Conference,54-55,2011年10月
Y.C. Chang, R.S. Chen, K.H. Lin, Y.C. Cheng, J.I. Hu, E. Yamaji, K. Yoshino, E. Shima, H. Fujisaki and M. Ishikawa
共著(海外含む)
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Agricultural Land Use and Prospect in Brantas River Basin in Indonesia,PAWEES 2011 International Conference,92-93,2011年10月
E.Yamaji, K. Yoshino, E. Shima, H. Fujisaki, M. Ishikawa, E. Suhartanto, B. Setiawan, and M. Harianto, Harry
共著(海外含む)
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Evaluation of Water-Saving Rice-Winter Crop Rotation System in a Suburb of Tokyo,Plant Production Science,10(2) 219-231,2007年04月
A. Kamoshita, M. Ishikawa, J. Abe and H. Imoto
共著(国内のみ)
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Variation in Methane and Nitrous Oxide Emission from Practical Paddy Fields with Intermittent Irrigation,農業土木学会論文集,75(1) 45-52,2007年02月
T. Iida, K. Kakuda, M. Ishikawa and H. Okubo
共著(国内のみ)
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東北4河川の河口砂州上の植生,東北地域災害科学研究,41 147-152,2005年03月
大谷博彌,石川雅也,前川勝朗
共著(国内のみ)
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土地利用別メッシュタンクモデルを用いた湿原流域降雨流出解析,水文・水資源学会誌,17(3) 233-240,2004年05月
石岡義則,吉野邦彦,白谷栄作,石川雅也
共著(国内のみ)
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最上川および子吉川河口砂州における木本植物,東北地域災害科学研究,40 213-216,2004年03月
大谷博彌,石川雅也,前川勝朗
共著(国内のみ)
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The effect of rainfall intensity on soil erosion and runoff for latosol soil in Indonesia,Journal of Agronomy Agricultural,31(2) 71-79,2003年01月
Sukandi Sukartaatmadja, Yohei SATO, Eiji YAMAJI, Masaya ISHIKAWA
共著(海外含む)
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The Effect of Organic Matter from Manure, LATEX and BLOTONG to Soil Erosion and Runoff,Buletin Keteknikan Pertanian, Journal of Agricultural Technology,16(3) 127-138,2002年12月
S. Sukartaatmadja, Y. Sato, E. Yamaji and M. Ishikawa
共著(海外含む)
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Effects of Organic Matter on Soil Erosion and Runoff Peanuts and Green Pea in Cultivation,Buletin Keteknikan Pertanian, Journal of Agricultural Technology,16(2) 69-77,2002年08月
S. Sukartaatmadja, Y. Sato, E. Yamagi and M. Ishikawa
共著(海外含む)
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北海道におけるファ-ムインの現状と評価,農村計画論文集第2集,農村計画学会誌第19巻別冊,19 289-294,2000年12月
高田哲也,佐藤洋平,石川雅也
共著(国内のみ)
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圃場整備事業による農地の面的集積,農村計画論文集第2集,農村計画学会誌第19巻別冊,19 163-168,2000年12月
関野智,佐藤洋平,石川雅也,下荒地勝治,橋本禅
共著(国内のみ)
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ヨシ湿地を利用した水質浄化機能,農村計画論文集第2集,農村計画学会誌第19巻別冊,19 205-210,2000年12月
古川大輔,石川雅也,佐藤洋平
共著(国内のみ)
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湿地における窒素除去機能,農業土木学会誌,64(4) 339-344,1996年04月
端憲二,石川雅也,鈴木光剛
共著(国内のみ)
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農林地からの流出水の硝酸態窒素濃度と土地利用との関係,農業土木学会論文集第178号,63(4) 529-535,1995年08月
田渕俊雄,吉野邦彦,志村もと子,黒田清一郎,石川雅也,山路永司
共著(国内のみ)
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オーストラリアの大区画水田と巨大蒸発池,農業土木学会誌,62(2) 103-108,1994年02月
田渕俊雄,山路永司,石川雅也
共著(国内のみ)
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用水濃度と浸透量が水質浄化と水稲生育に与える影響について,農業土木学会論文集,(159) 91-99,1992年06月
石川雅也,田渕俊雄,山路永司,中島淳
共著(国内のみ)
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暗渠浸透による水田の水質浄化試験,農業土木学会論文集,(159) 81-89,1992年06月
石川雅也,田渕俊雄,山路永司,中島淳
共著(国内のみ)
著書
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Consolidation to Sustainable Farmland , (単著),Bogor Agricultural University Press, Bogor, Indonesia, pp.1-131,1998年12月
Masaya ISHIKAWA
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History of large scale irrigation and drainage projects and the growth of regional societies in Taiwan,(共著),CIGR,2011年09月
Y. Chang, C. Kan, C. Cheng, K. Lin, K. Yoshino, E. Yamaji, E. Shima, H. Fujisaki, M. Ishikawa, and A. Ishii
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Toward Harmonization between Development and Environmental Conservation in Biological Production, (共著), Serang, Banten (Indonesia),2004年12月
S. Shiozawa, N. Kajita, M. Ishikawa, A. Goto, Y. Sato, Erizal and B. Indra Setiawan
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Sustainable Agriculture in Rural Indonesia, (共著),Gadjah Mada University Press, Yogyakarta, Indonesia, pp.65-76, pp.85-96,2003年05月
Yoshihiro HAYASHI, Syafrida Manuwoto, Slamet Hartono (Eds.)
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「水土の知」を語る(Vol.2), 物質循環を考える-その1, 有機性廃棄物の農地還元, (共著),JIID BOOKS, (財)日本農業土木総合研究所, pp.168-181,2002年10月
農地還元知見整理作業部会
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A Series of the Studies on Environmental Changes and Sustainable Development, Vol.2, 2000, (共著),Bogor Agricultural University Press, Bogor, Indonesia,2000年03月
Budi Indra Setiawan, Yohei SATO, Gardjito, (Eds.)
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A Series of the Studies on Environmental Changes and Sustainable Development, Vol.1, 1999, (共著),Bogor Agricultural University Press, Bogor, Indonesia, RUBRD-UT/IPB, Vol. 1, pp. 3.1-3.3,1999年03月
Budi Indra Setiawan, Yohei SATO, (Eds.)
総説・解説記事
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Water Quality Conservation in Agricultural Areas,KOMITE NATSIONAL INDONESIA UNTUK ICID,Proceeding of Seminar National Optimasi Pemanfaatan Air Irigasi Di Tingkat Usahatani Menuju Pertanian Modern Bekasi, Indonesia,86-98,1997年10月
Masaya Ishikawa
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Nitrogen Discharge from Farmland,東京大学大学院農学生命科学研究科 農地環境工学研究室,研究の資料と記録 第25集,28-31,1999年03月
Masaya ISHIKAWA
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Maximizing and Controlling the Ability of Paddy Fields to Remove Nitrogen,東京大学大学院農学生命科学研究科 農地環境工学研究室,研究の資料と記録 第26集,38-43,2000年03月
Masaya ISHIKAWA
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New Notation and Equation for Predicting Ammonia Nitrogen Concentrations in Paddy Percolation Water,東京大学大学院農学生命科学研究科 農地環境工学研究室,研究の資料と記録 第27集,29-35,2001年03月
Masaya ISHIKAWA
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Adsorption and Movement of Ammonia Nitrogen into Soil Layers with Paddy Percolation Water,東京大学大学院農学生命科学研究科 農地環境工学研究室,研究の資料と記録 第28集,55-60,2002年03月
Masaya ISHIKAWA
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The Effect of Organic Matter Dosage to Soil Erosion and Runoff,JSPS-DGHE Core University Program in Applied Biosciences,Proceeding of The 2nd Seminar on Toward Harmonization between Development and Environmental Conservation in Biological Production,30-41,2003年02月
S. Sukartaatmadja, Y. Sato, E. Yamaji and M. Ishikawa
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Some Aspects of the Defective Paddy Fields by Farmland Consolidation Work,東京大学大学院農学生命科学研究科 農地環境工学研究室,研究の資料と記録 第29集,62-65,2003年03月
Masaya ISHIKAWA
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脱炭素社会の実現に向けた新たなほ場整備事業への提言-新旧の農業農村工学技術を駆使した整備圃場の展開-,公益社団法人 農業農村工学会,農業農村工学会誌,90(10) 11-14,2022年10月
石川雅也,土居邦弘
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テーマ:資源循環利用の観点から考える農地からの温室効果ガス発生特性- 部会長総括 -,一般社団法人 畑地農業振興会,畑地農業,(757) 8-9,2021年12月
石川雅也
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テーマ:施肥窒素の溶脱特性 - 施肥条件・土壌条件・灌水方法の違いによる影響 - 部会長総括 -,一般社団法人 畑地農業振興会,畑地農業,(745) 1,2020年12月
石川雅也
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水環境ハンドブック, 10.4 農地からの窒素負荷削減対策,(社)日本水環境学会, 朝倉書店,水環境ハンドブック,308-315,2006年10月
石川雅也, 中島淳 他
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ICID韓国会議で開催された若手かんがい技術者フォーラム会議に参加して,日本ICID協会,日本ICID協会会報,(6) 20-22,2002年03月
石川雅也
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浸透強度が水田作土層のアンモニア態窒素吸着に及ぼす影響,農業土木学会 土壌物理研究部会,第34回農業土木学会土壌物理研究部会研究集会論文集,9-18,1995年10月
石川雅也
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農村環境整備の科学,朝倉書店,農村環境整備の科学((社)農村環境整備センター編),108,1995年05月
石田憲治他
その他研究活動
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ICID 若手灌漑技術者フォ-ラム(YPF)の日本代表
その他
学術関係受賞
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PAWEES Paper Award,2004年10月21日,大韓民国,The International Society of Paddy and Water Environment Engineering,Masaya ISHIKAWA, Toshio TABUCHI, Eiji YAMAJI
科研費(文科省・学振)獲得実績
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基盤研究(C),2004年04月 ~ 2006年03月,資源循環型流域水環境管理を目的とした農地土壌系の窒素流出メカニズムの解明
一般に、汎用化水田を畑地利用する場合、暗渠を常時開放しておくので、多肥作物に吸収利用されなかった肥料由来の硝酸態窒素が著しく溶脱する。暗渠を閉じたとしても、硝酸態窒素が心土層を通じて地下水へ容易に溶脱する。現在、減肥あるいは輪作を行う等の施肥管理方法が模索されているが、いずれの方法にしても、農地1筆の作目は制限される。そこで、本研究では、本問題を解決するひとつの方法として、汎用化水田が遮水性の畦を有した構造体だけでなく、心土層の底面に畦と密着した不透水層を有した構造体として新たに整備されるとともに、この不透水層の存在と不透水層上部の心土層に配した暗渠の閉鎖により、畑地作土層からの浸透水を心土層に貯めることで還元層をつくり、この還元層での脱窒作用を利用し、溶脱された窒素の除去を行うことを考えた。
こうした圃場構造条件を満たすものとして、本研究では、土中埋設型野外ライシメータを選び、水質試験を行い、地下水位と土層内の窒素負荷量の変動から窒素除去の有無を明確にし、窒素減少量(窒素減少率)を算出した。なお、本研究のように、汎用化水田の転換畑利用時において、心土層に還元層を創出することによって窒素の系外流出の改善を試みた事例は存在しない。
試験区と対照区を設定し、試験区の心土層にだけ高濃度硝酸態窒素溶液を投入し、両区の暗渠水の水質と地下水位の変動を測定した。完熟堆肥・腐葉土・籾殻等、一般的な畑作で投与される量を施用するなど、両基とも同じ条件で試験を行った。
その結果、試験後の薬品由来による窒素減少率は92%と算出され、心土層に蓄積した硝酸態窒素について、高い数値で窒素除去が認められた。その除去の原因として、易分解性有機物が必要な脱窒菌の活性によって、脱窒作用が進行し、窒素負荷量とTOC負荷量の値が減少していることが示唆された。 -
特別研究員奨励費,1994年09月 ~ 1996年08月,湛水土壌系の水質浄化機能を活用した集落排水処理技術の開発
集落排水処理技術においては、従来からの人工的な処理技術に加えて、できる限り自然のエネルギ-や浄化能力を活用した省エネルギ-型の汚水処理技術を探求することが必要である。本研究では、集落排水を対象として、湛水土壌系が有する水質浄化能を活用した浄化システムを開発することを目的とした。NH4+-N濃度が25mg/Lの供給水を投入し、10mm/日という浸透強度を設定したライシメ-タ内にイグサを植え、イグサによる窒素除去試験を屋外で行なった。そして、浸透流出水のNH4+-N濃度の長期的な時間変化に及ぼす、窒素の経時変動を追跡し灌漑期での窒素収支を解析した。また、NH4+-Nの流出水濃度の予測を行ない、現場での実測値との整合性を検証した。
その結果、イグサ田に汚水が通過することによって、413㎏/haもの窒素が除去された。しかも、NH4+-Nの浸透流出水濃度の予測値は実測値をよく再現していた。さらに、水質保全農地として必要なイグサ田面積は、供給水濃度が25~100mg/Lの場合、1.5~6.0haであることを示した。本研究により、農林水産業が本来持っている環境保全的な機能としての公益的機能の評価と、それをさらに強化して最大限に発揮させるような生産体系の運用に活用されることが期待された。
共同研究実施実績
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水資源に配慮した持続的環境保全稲作の考案,2002年04月 ~ 2004年03月,東京大学大学院 農学生命科学研究科,国内共同研究
共同研究希望テーマ
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社会の持続的発展を目的とした豊かな土地基盤の強化とその利用に伴う窒素汚染の改善,産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する,共同研究
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農地からの窒素流出解析手法の開発,産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する,受託研究
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環境保全型農業を支える農業基盤創成技術の開発,産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する,受託研究
担当授業科目
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2024年度,プロジェクト実習
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2024年度,農地環境工学
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2024年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2024年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2024年度,農村計画学
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2024年度,グローバル資源環境計画学
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2024年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2024年度,資源環境計画学特論
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2024年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2024年度,山形の水土里(みどり)資源(山形から考える)
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2023年度,プロジェクト実習
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2023年度,農地環境工学
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2023年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2023年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2023年度,農村計画学
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2023年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2023年度,グローバル資源環境計画学
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2023年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2023年度,資源環境計画学特論
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2022年度,エコサイエンス研究演習Ⅰ
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2022年度,プロジェクト実習
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2022年度,農地環境工学
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2022年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2022年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2022年度,農村計画学
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2022年度,グローバル資源環境計画学
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2022年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2022年度,資源環境計画学特論
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2022年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2022年度,外国書演習Ⅰ(エコサイエンスコース)(英語2)
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2022年度,山形の水土里(みどり)資源(山形から考える)
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2022年度,水土環境実験実習
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2021年度,水土環境科学研究演習-Ⅱ
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2021年度,外国書講読演習
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2021年度,農地工学
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2021年度,プロジェクト実習
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2021年度,農地環境工学
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2021年度,エコサイエンス研究演習Ⅰ
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2021年度,農地環境工学専門演習(後期)
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2021年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2021年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年後期)
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2021年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2021年度,卒業論文(水土環境科学コース)
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2021年度,生物環境学特別講義Ⅵ
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2021年度,水土環境科学研究演習-Ⅰ
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2021年度,クリーンエネルギー利用論
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2021年度,農村計画学
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2021年度,農村計画学
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2021年度,農村計画学
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2021年度,農地環境工学専門演習(前期)
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2021年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2021年度,生物環境学特別演習(2年前期)
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2021年度,資源環境計画学特論
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2021年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年前期)
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2021年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2021年度,生物環境学特別演習(1年前期)
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2021年度,グローバル資源環境計画学
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2020年度,外国書講読演習
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2020年度,農地工学
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2020年度,農地環境工学
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2020年度,ストックマネジメント論
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2020年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2020年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年後期)
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2020年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2020年度,卒業論文(水土環境科学コース)
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2020年度,水土環境特別講義
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2020年度,農村計画学
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2020年度,物理学基礎実験
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2020年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2020年度,資源環境計画学特論
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2020年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年前期)
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2020年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2022年度,エコサイエンスコース概論
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2019年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2019年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年後期)
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2019年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2019年度,外国書講読演習
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2019年度,農地工学
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2019年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2019年度,資源環境計画学特論
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2019年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年前期)
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2019年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2019年度,農村計画学
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2019年度,農村計画学
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2019年度,農村計画学
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2018年度,外国書講読演習
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2018年度,農地工学
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2018年度,農地環境工学専門演習(2年後期)
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2018年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年後期)
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2018年度,農地環境工学専門演習(1年後期)
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2018年度,農村計画学
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2018年度,農村計画学
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2018年度,農村計画学
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2018年度,農地環境工学専門演習(2年前期)
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2018年度,資源環境計画学特論
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2018年度,農村環境デザイン技術特別演習(1年前期)
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2018年度,農地環境工学専門演習(1年前期)
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2014年度,スタートアップセミナー(農学部・食料生命環境学科)
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2014年度,学外実習(インターンシップ-Ⅱ)
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2014年度,学外実習(インターンシップ -Ⅰ)
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2013年度,外国書講読演習
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2013年度,農地工学
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2013年度,水質環境デザイン技術特別演習(1年後期)
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2013年度,農地環境工学特論
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2013年度,夏期実習(測量実習)
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2013年度,農村計画学
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2013年度,農村計画学
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2013年度,農村計画学
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2013年度,水質環境デザイン技術特別演習(1年前期)
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2013年度,生物環境学特論
相談に応じられる分野
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環境浄化・資源保全・高品質安定多収を同時に達成した整備圃場の確立と応用
https://www.tr.yamagata-u.ac.jp/seeds/PDF/2022/51-ishikawa.pdf